【不妊治療】始める前にやっておいた方がいい7つのこと|経験者が語る準備のすすめ

妊活ノート
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不妊治療は、始める前こそ不安や疑問が多いもの。
でも、それは誰にとってもごく自然なことです。

私たち夫婦も約3年間の治療を経験する中で、「もっと早く知っていれば…」と思うことが何度もありました。

そんな実体験をもとに、これから治療を始める方に向けて、役立つ情報をまとめました

少しでも参考になれば嬉しいです!

この記事が特に役立つ人!
✓これから不妊治療を考えている方
✓情報収集を始めたばかりの方

この記事で分かること!
✓不妊治療を始める前に!やるべき【7つ】のこと
✓不妊治療の現状

不妊治療を始める前に!やるべき【7つ】のこと

  • どこまでやるか・いつまでやるか夫婦で話し合う
  • 給付金や助成金について事前に調べて備えよう
  • 健康管理と予防接種
  • 病院リサーチは慎重に
  • SNSや人との付き合い方は自分に合った距離感で
  • 「うまくいかなかった時」も考えておく
  • 周囲との距離感・伝え方を考えておく

① どこまでやるか・いつまでやるか夫婦で話し合う

治療を始める前に、「どこまで取り組むか」「いつまで続けるか」など、夫婦でじっくり話し合っておくことが大切です。

あらかじめ気持ちをすり合わせておくことで、治療中のすれ違いや不安を減らすことができますよ。

② 給付金や助成金について事前に調べて備えよう

不妊治療は費用がかさむことも多いため、経済的な準備がとても大切です。
助成金や制度を活用することで、負担を軽くすることができます。

  1. 自治体や国の助成制度
  2. 高額療養費制度・付加給付制度
  3. 民間保険の給付金や保障内容

これらは早めに調べておき、必要に応じて申請や保険の見直しをしておくと安心ですよ。

③ 健康管理と予防接種

不妊治療のはじまりは、まず身体の状態を知ることから。
風疹抗体、クラミジア、甲状腺など基本的な検査や、必要であれば予防接種を事前に済ませておくとスムーズに治療へ進めます。
また、運動・食事・腸活など、できることから生活習慣を整えるのもおすすめです。

④ 病院リサーチは慎重に

通院する病院は、治療を続けるうえでとても大切な存在です。

  1. 妊娠率や治療実績(公式サイトや口コミ、ランキングサイトなどでチェック)
  2. 通いやすさ(アクセス・診療時間・予約の取りやすさ)
  3. 医師やスタッフの対応、病院の雰囲気

継続して通うことを考えると、「自分に合っているか」「無理なく通えるか」がとても大事なポイントになりますよ。

⑤ SNSや人との付き合い方は自分に合った距離感で

不妊治療は、時に孤独を感じやすいもの。
リアルでは話しにくくても、SNSやブログで同じ思いの人とつながれることもあります。

ただし、情報の多さに疲れてしまうこともあるので、無理せず「自分にとってちょうどいい距離感」を大切にしましょう。必要なときは距離を置くのも、心のケアのひとつです。

⑥ 「うまくいかなかった時」も考えておく

残念ながら、「治療=必ず授かれる」とは限りません。
だからこそ、どんな結果でも「自分たちなら大丈夫」と思える心の準備が大切です。

私も夫から「二人でも幸せ。プラスを目指して頑張っているだけで、もし叶わなくてもマイナスにはならないよ」と言われ、気持ちがずいぶん楽になりました。

⑦ 周囲との距離感・伝え方を考えておく

家族や職場など、どこまで治療のことを伝えるかは悩むところですよね。
理解してもらえる人には早めに相談し、職場には通院への配慮をお願いするなど、自分の負担を減らす工夫をしておくと安心です。


不妊治療の現状

日本では、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は、全体で22.7%で、これは夫婦全体の4.4組に1組に当たります。
国立社会保障・人口問題研究所「第16回(2021年)出生動向基本調査」による

晩婚化・晩産化による影響

晩婚化やライフスタイルの変化により、妊娠・出産のタイミングが遅くなるケースが増えています。
これに伴い、不妊治療を受ける人も年々増加しています。
特に、妊娠率は35歳頃から徐々に低下し、40歳を過ぎると大きく下がるとされています。

治療件数の増加

日本産科婦人科学会の報告によれば、2020年の体外受精(IVF)実施件数は年間45万件を超え、世界でも最多レベルとなっています。
実際に誕生する赤ちゃんのうち、約16人に1人が体外受精による出産とも言われており、不妊治療はますます身近な選択肢となっています。

保険適用の拡大

2022年4月から、不妊治療の一部が公的医療保険の対象となり、経済的負担が軽減されました。
体外受精や顕微授精も条件付きで保険適用となっており、これにより多くのカップルが治療を前向きに検討しやすくなっています。

治療と仕事の両立問題

厚生労働省の調査によると、不妊治療を理由に離職した人は約16%にのぼります。通院や治療スケジュールの調整が必要な中で、仕事との両立に悩む声は少なくありません。不妊治療と日常生活のバランスは、今後の重要な社会課題の一つとされています。

メンタルへの影響

不妊治療は身体的・経済的な負担に加え、精神的なストレスも大きいとされています。
治療が長期化すると、夫婦関係の不和や自尊心の低下、将来設計への不安につながることもあります。
そのため、カウンセリングや心のケアの重要性が高まっています。


まとめ

不妊治療は、身体的・経済的な負担だけでなく、精神的な面や生活環境にも大きな影響を与えるものです。

年齢による妊娠率の低下や、治療件数の増加、保険適用の拡大など、社会全体の流れも大きく変わりつつあります。

だからこそ、治療を始める前にできる準備――
「夫婦での話し合い」「費用や制度の確認」「健康管理」「病院選び」

そして「心のケア」や「周囲との付き合い方」を見直しておくことが大切です。

今は多くの情報やサポートがあります。
自分たちに合った選択をするために、焦らず、少しずつ前に進んでいきましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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